●442 夕の星の歌 ゆうべのほしのうた 〇ゆうひやまにかくるれば

 表題:夕の星の歌
 読み:ゆうべのほしのうた

 収録:(A)現代女子音樂 4 瀧起堂編 海文書院 1929(S.4).11=初/1931(S.6).3=訂正2版 ◎[A3-5],Copy=[Ka5]

 記譜:四部合唱(交互歌唱)(伴奏なし) ニ長調 4/4

 インチピット:ドミソラソミ|ドドファミミ|ミソドレドソ|

 曲:ルビンシテイン,アントン(Rubinstein, Anton Grigorievich)(1829-1894)[ロシア]
 詞:犬童球渓

 ※夕涼(A24)と同曲
 ※コピーの歌詞再確認!


[詞] ※現代女子音樂部分コピー(欠)より

1.[中音]夕日山にかくるれば 萬籟(もののひびき)をさまりぬ
     あれ見よや森の遠(をち)に 友呼びて歸(かへ)るからす
  [高音]大空高く仰ぎて見れば (み空高くながむれば)
     夕づゝあかく光輝(ひかり)を放つ (夕づゝあかくはなちて)
     やがて入(い)らむ世の人の 夜半(よは)の熟睡(うまい)を
     安く護る(護り給ふ) またゝきか 仰げや嗚呼 (仰げ嗚呼)

2.[中音]夜のとばり寄せくれば けむりほこり靜まりぬ
     あれきけや山の彼方 傳(つた)へくる晩鐘(かね)のひゞき
  [高音]大空高く仰ぎて見れば (み空高くながむれば)
     玉なす星の光美(うる)はし (玉なす星の美はし)
     やがて來(きた)る人生(ひと)の世界(よ)の 暗(やみ)のみ空を
     清く装(かざ)る (よそほふよ) かがやくか 仰げや嗚呼 (仰げ嗚呼)


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